治験のメリットとデメリット

治験のメリット

01 治療の選択肢が増える
最新の治療を受ける機会を得ることができ、治療の選択肢が1つ増えます。
02 治験担当医によるきめ細やかな診察と検査
治験は一般の診療に比べて、より厳密なデータ収集が必要となります。
そのため、治験担当医によるきめ細やかな診察や検査を受けることができます。
通常の診療で調べるよりもより詳しい検査が受けられるので、病状についてより詳しく知ることができます。
03 費用負担の軽減
治験参加の期間中は、治験薬代やすべての検査・画像診断のための費用は製薬会社が負担します。
また、治験には負担軽減費が支払われる場合もあります。
そのため、通常の診察と比較して費用負担を軽減させることができます。
04 医療の進歩に貢献する
治験に参加することで、医療の発展に貢献することができます。
「新しいくすり」を誕生させる一助となり、同じ病気をもつ患者さんの役に立つことになります。

治験のデメリット

01 副作用のリスク
治験薬には期待される効果がある一方で、他の薬と同様に副作用が発生するリスクがあります。
治験に参加していただく前には医師から十分な説明が行われ、安全性に万全の注意を払ったうえで実施されますが、まれに予測できない副作用が発生する可能性があります。
副作用が起こった場合は、すぐに治験薬の服用を中止し、速やかに治療を受けるなどの対応を行います。
02 日常生活の制限
治験参加中は体調に変化がないか綿密に診察するため、通常診療より来院回数や検査頻度が多くなることがあります。
また、日々の生活の過ごし方など色々と守らなければならない注意事項があり、生活に制限が出てくることがあります。
03 プラセボの使用
治験では”プラセボ”と呼ばれる偽薬を使用することがあります。
プラセボには治験薬と同じ成分が含まれておらず、参加者がプラセボグループに割り当てられた場合は実際の治療効果を受けることができない可能性があります。
※プラセボには、既に承認されている薬が使用される場合もあります。
治験の種類によりメリット・デメリットは異なります。
詳細は担当医師、又は治験コーディネーターにご確認ください。
いかがでしたでしょうか?
治験への参加を検討されている方は不安に感じるかもしれませんが、治験に参加する前には医師から十分な説明があります。
不安に思うことがありましたら、一人で抱え込まずに担当医師や治験コーディネーターに相談しましょう。
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